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適応障害と感じたら|症状の現れは繊細な証拠

メンタルヘルスを考える

笑顔の女性

メンタルクリニックの受診

メンタルヘルスという言葉をよく耳にするようになりました。このメンタルヘルスとは心の健康のことを指しています。心の健康を害して、過度のストレスや悩み、疲労などから精神的にまいってしまい、日常生活に支障をきたすまでになると、メンタルクリニック、あるいは精神科、心療内科といった心のケアをしてくれる医療機関を受診する必要性が出てきます。 多くのメンタルクリニックは、精神科心療内科の両方を標榜しています。精神科と心療内科は厳密に言えば違うのですが、初めて心の病気で受診する場合は、メンタルクリニックを受診すると良いでしょう。 多くの心の病気の前兆としてあるのが、適応障害です。適応障害とは、ある特定の状況や出来事から与えられるストレスが情緒面や行動面に症状を及ぼし、不安や心配が強くなることから、日常生活に支障をきたすことを言います。よく聞かれるうつ病は、適応障害と混同されがちですが、両者は厳密に言えば違うもので、適応障害はうつ病を含む全ての精神疾患の前兆でもあります。とは言え、適応障害とうつ病は非常によく似ており、医師でも間違えるほどだそうです。 メンタルクリニックの選び方で重要なのは、症状だけではなく主治医との性格面での相性です。混雑しているクリニックは、良い先生なのかもしれませんが、予約が取りにくく治療に時間を要してしまう場合もあります。また、混んでるからと言って自分にとって良い先生とは限りません。性格面の相性も影響するからです。精神疾患の治療は、一度治療を始めてしまうとなかなか主治医を変えることが難しいので、治療を始める際は慎重に選ぶことをおすすめします。

症状と治療法

それでは、適応障害にはどんな症状があるのでしょうか。情緒面の症状としては、抑うつ気分、不安、怒り、焦り、緊張といったものがあります。何かを始めようとしたり、続けたりすることが著しく困難に感じることもあります。行動面では、暴飲暴食をしたり、無断欠席、危険な運転や喧嘩など、攻撃的になる症状も見られます。不安や緊張が強くなると、汗をかいたり、手が震えたり、めまいがするなどの体の症状が現れます。また、小さい子どもの場合は赤ちゃん言葉や指しゃぶりなどの赤ちゃんがえりが見られます。 適応障害では原因となるストレス因がありますが、適応障害の特徴として、このストレス因が取り除かれると、症状が和らぐということがあります。例えば、仕事に非常にストレスを感じている人は、出勤日はなかなか起きれなかったり、不安や緊張でめまいを起こしたりするのに、休日は気分が良くなり、趣味を楽しんだりすることもできるようになります。ところが、休日も症状が改善されず、不安や緊張が続くようになると、うつ病と診断されてしまいます。 適応障害の治療は、ストレスの原因となっていることを除去すること主となります。ただ、家族のようになかなか離れ難いものがストレス因となっている場合は、環境の調整だけでは済まないので、次の段階として、ストレス因の受け止め方について考える認知行動療法や、問題となっていることや症状自体の解決を協同的に図る問題解決療法などを行ないます。どちらの治療法でも重要なのが、本人が主体的に治療に取り組むということです。