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適応障害と感じたら|症状の現れは繊細な証拠

現代における心の病

看護師

その定義とは

適応障害を患った人の傾向や特徴は、特定の状況や出来事がその人にとってとてもつらく、耐えられないものとして映ることにあります。そしてその気分が行動によって表現されることが増えます。そのため、感情の浮き沈みが激しくなり、些細な理由から喧嘩をしたり、無謀な運転をして事故を起こすようになります。上司から僅かに叱られただけで泣き出したり、無断欠勤をするようになるなど、行き過ぎた行動が目につくようになるのが、適応障害の症状にして最大の特徴とも言えます。世界保健機構が定めた適応障害の定義とは、ストレスが原因で引き起こされる、情緒面や行動面に問題を起こす病気で、そのため社会的適応性が著しく損なわれている状態となります。しかし、適応障害の引き金であるストレスが何を原因としているかについては、個人の性格による部分が大きいと言われているため、はっきりとしていません。しかし、癌患者などがこの病気を併発していることが多いため、病気によるストレスが精神を痛めつけたことにより引き起こされる確率は極めて高いと言えます。また、統合失調症やうつ病の症状が見られる場合は、そちらだと診断される傾向にあるため、隠れ患者もかなりいると推測されています。

その治療法

先にも記したように、適応障害はストレスが引き金となって発症する傾向にあります。そのため、それを取り除くことが一番の治療となります。職場における長時間労働が原因である場合は、その環境を改善することが有効な解決手段となります。また、ストレスがたまる環境から遠ざけることも肝要となります。これは具体的に言えば長期休暇を取ることとなります。このとき、当人に早く治療を終えるようにと急かしてはいけません。強迫観念となって、それが新たなストレスとなる可能性があるからです。専門医による精神療法もまた有効な手立てとなります。これは考え方を改めることによりストレスを軽減するのと、ストレスそのものへの耐性を向上させることを目的として行うものです。精神療法と並行して投薬治療を行うのも大切です。専門医がきちんとした診察をした上で処方した薬を飲み続けていれば、それだけで症状が改善されたという事例は少なくありません。いずれの治療法を採用するにしても、適応障害は心の病の一つなので、短時間のうちに劇的な回復は見込めません。本人と周りの人も気を長く持つことが大切となります。焦ると逆効果になるということを、忘れないようにしましょう。